良くある5年保証コーティングの保証項目ですが
どの保証書にも記載されているのが、期間内に光沢の劣化が認められた場合の保証
この光沢の劣化は何で判断かと言うと
単純に目視での判断で、ユーザーさんの見方、感じ方では無く
ディーラーさんの目視の判断で、基準など数値の提示はありません
数値を提示している保証書もあり、光沢度が70%を下回ったら・・・
これはグロスチェッカー(光沢度測定機)での測定で、
ディーラーさんにはその様な測定機は置いてません
ここで70%を下回っていたら自分の車は保証してもらえるんだ、と安心していけません
通常、余程の手荒な手入れをしない限り塗装面の光沢が70%を下回る事はありません
これも、目視と同等で安易なまやかしの保証項目です
では、保証外は?
記載されているのは、大まか8~9項目 (保証項目より多いですね)
1、 1年毎の定期点検をしない場合
2、 専用(又は指定の)のメンテナンス剤を使用しなかった場合
3、 虫、鳥糞を直ちに取り除かなかった場合
4、 洗車機や固い布地を使用した場合
5、 石、岩片による損傷の場合
6、 強いアルカリ、酸などの塗布や飛散の場合
7、 事故による外的損傷の場合
8、 物理的に塗面を強く擦った場合
9、 鉄粉の付着による劣化の場合
等が多くに用いられている保証外項目です
1や2の定期点検や指定メンテ剤などは理解出来ますが
3などは鳥糞や虫の死骸などからはコーティングでは防げない、
守れないと言う事を言っています
6なども、アルカリや酸からも守れないと記載されてます
市販のカーシャンプーなどアルカリ系や酸性系や中性系などさまざまで
更には野外駐車の方は日本の雨はほぼ酸性雨ですので、
酸からの攻撃は防げませんとも言っています
鳥糞や虫の死骸も直ぐには取り除けず、休みの洗車の際に気が付くのが殆どですので
これも防ぎようが無い、コーティングは守れないと言ってる分けです
これでは何に良く、何が良いのか分らないコーティングですね
保証項目はまやかしの明確な物が無く
対象外は日常の起こりえる事には保証が無い(守れない)
何の為のコーティングなんでしょうか???
保証付きコーティングの一番矛盾する部分をここで暴露致します
どのディーラーさんのコーティング保証書にも小さく記載されますが
車両を譲渡したら、その時点で保証は切れます(保証してくれません)
コーティングの保証なのに名義が変わったら保証は無しです
新車が納車され翌日に友達に譲り名義が変わったらコーティングの保証は切れます
この様に5年と謳うコーティングの保証ですが
記載内容からボディー(塗装)の保護とは名ばかりの物で、保護、防御は出来ず
あまり良い物では無いと謳ってしまってるのが●年保証と言うタイプのコーティングです
とある有名ディーラーさんの保証書には(巷で未さん聞いた事のあるコーティングです)
煤煙、降灰、樹液、花粉、酸性雨、薬品、鳥糞、塩害、鉄粉、飛石、虫の死骸、ペットの糞尿等の外的要因
これらは保証対象外との記載
どれも普通に起こりえる事ですが防げない、保証しないとの記載です
カーショップで売られているカーWAXでさえ、もう少し塗装を守ってくれますね
以前、トヨタ系ディーラーを網羅していたCP●ペンイントシーラントですが
日本では5年保証をしていますがコーティング剤メーカーの本国で保証はしてません
コーティング剤メーカーが保証していない物を
日本に材料が入ると5年の保証になってしまいます(><)
2011年2月9日