これまでボディやガラスを守る方法として一般的だったもの、
それはワックスやコーティングでした。
これらは表面に薄い層を生成して光沢感を高めたり撥水性を高める、
汚れの付着を防ぐなどボディをきれいな状態で『魅せる』ことを主とした商品でした。
しかしそれはあくまで美観を維持する方法の一つで、
物質的な飛び石や擦り傷からボディを守るという手段としての効果は皆無でした。
そこでボディに貼る透明フィルム『ペイント・プロテクション・フィルム』が登場します。
日本でも認知度が高くなり、高級車を中心に広く施工されるようになりました。
そしてついに登場したのがこれまで選択肢の無かった
フロントウインドウを飛び石から守るガラス用フィルム『ClearPlex クリアプレックス』です。
まだまだ知られていませんが、アメリカなどでは需要も多く行われてますが
日本でも、2012年の自動車保険の補償改定から
飛び石によるフロントガラスの交換も気軽に出来ず保険使用も考える事になりました
ボディーを保護するプロテクションフィルムと同じで
クリアプレックスはフロントガラスへ貼り付けし、飛び石などからのよる
飛び石傷や割れを防ぐ新しい保護方法です。
ご覧の様に、先ず外面で資材(クリアプレックス)を
熱により成型をしていき
対象車両のフロントガラスの1枚に形ずくって行きます。
乗用車などを手掛けるショップはちらほらありますが
面積の大きい大型バスやトラックなども
他社には無い、施工台数多数実績のある当社
バスなどにも対応出来る180cm幅の製品も
クリアプレックスならではです。
車検は様々な要素で適合か否かを判断します。
クリアプレックスの施工においては車検の要素はクリアしますが、使用に伴う傷や貼り付けを行うガラスの施工前の透過率によっては
クリアプレックスの施工後に必要な透過率を確保できないなどの理由で車検に適合しない場 合が考えられます。
残念ながらすべての飛び石からは守れません。
クリアプレックスは硬いフィルムのため、携帯電話などの液晶保護フィルムと同様に
傷や軽度な飛び石からはガラスの破損を守ってくれますが、クリアプレックスの上からでもガラスにヒビや欠けが生じる可能性はあります。
また飛び石を受けたフィルム上にも同様に傷が入ります。
欧米では飛び石による欠け以外に『ヒビが育つのを抑制する効果』を大きく評価しています。
フィルムが貼ってあっても欠けやヒビが入る被害はあり得ますが、その被害によってヒビが車両の使用で育ち、
ガラス交換を余儀なくされるのを延命するという意味で商業車にも広く施工されています。
あまり多いケースではありませんが、旧車などすでにワイパー傷などがついてしまっているクルマへの施工は非常に有効です。
具体的にはフィルムを貼ることで表面にクリア塗装をしたように糊によって細かいワイパー傷が埋まり、傷がほとんど見えなくなります。
希少なガラスを守るという点だけではなく、こういったガラスをきれいにするという効果が得られるので
交換ガラスの無い古いおクルマへの施工は守る+きれいに蘇るという嬉しい効果が得られます。
おクルマのガラス形状により施工できない場合があります。
また形状によりフィルムを収縮させて施工を行う際の像の歪みが生じる場合があります。
撥水コートがされていると施工がしにくくなり、フィルムのガラス淵周辺が曇る糊ズレと呼ばれる現象が発生しやすくなります。
ご理解の上での施工もしくはコーティングを除去してからの施工となります。
(施されている撥水処理除去によっては別途、除去料金が発生する場合があります)