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プロの独り言

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                このページは少なからず愚痴めいた文面もありますが、
             ユーザーさんのショップを選ぶ際の参考になる様な事も記載はしていきます。
             あくまでも独り言ですが、ご興味ある方は、覗いて見て下さい。


2011.3.7  塗装の復元



この所、メーカーにて塗装の復元なる技術が始まりました
ニッサンのスクラッチシールドやトヨタのセルフレストリングコートなど
今後も自動車塗装はこの様な仕組み技術が増えてくるのでしょうか?

実際、その塗装をカーショップや専門店などでコーティングするのは
少し疑問を感じます、せっかくの塗装を皮膜で閉じ込めるのですから
当店ではユーザーさんに、その塗装の性能面やコーティングとの相性など
その辺をご説明をし、それでもと言う方には数台コーティングはしていますが
基本的には、その塗装にはコーティングは、お勧めしてません

とあるHPではそれ用のコーティングなる謳いの物がありますが
それは信頼性の無い紛い物です
未だカーショップなどで売られている油脂のコーティング(WAX)なら無難かもと

実際、ニッサンのスクラッチシールドの車両にて検証してましたが
ユーザーさんが感じられる傷の復元は難しいです
確かに実際に熱による復元は確認しましたが、
ニッサンHPでの紹介の様な洗車機による傷などは無理な様でした
板金塗装屋さんにある塗装ブースへ車両を入れ長時間の熱の加えを与えたり
私達も使用している遠赤乾燥機などで長時間の熱を加えた場合どうなんでしょう

感想としてはユーザーさんが感じられるほどの傷の度合いの物は
消せない(消えない)と言うのが現在の私の実感です

いわゆるトヨタのセルフレストリングコートなども耐スリ傷性クリアーが使われ
その性質、効果が傷が付きにくく、修復すると言う物
ニッサンのも同じですが、塗装自体に柔軟性があり樹脂の効果で傷が入りにくい
傷の復元に対してはいまの所、どれもユーザーさんレベルでは難しいと思います

ぶつけてしまったりで補修をしますと
やはり一般的には、未だ未だウレタンクリアーを使用している
板金塗装ショップも多いです
この採用された塗料を扱う板金塗装ショップさんは未だ未だ無いです

単純にニッサンスクラッチシールドの補修は通常塗装の3倍以上もします
これが良いのか悪いのかはその塗装の車両を購入したユーザーさん次第ですね

マイナーチェンジされたレクサスは全ての車色に
セルフレストリングコートを採用した様です


2011年3月7日

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